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2026.02.28

業務部

震災の記憶とルミナリエの光

31年前の阪神・淡路大震災で亡くなられた方々への祈りと、街の復興への願いを込めて始まった「神戸ルミナリエ」。
年々規模は小さくなっていますが、毎年その美しくあたたかい光に深く感動します。
今年も見に行ってきました。

31年前のあの日、私は京都のすぐ近く、大阪の端の方に住んでいました。
地震が起きた時間は、車を運転して京都駅から自宅へ向かっている途中でした。
早朝で大きな道も空いていたのですが、突然、車が斜めに大きく揺さぶられ、ハンドルを激しく取られました。
「タイヤがパンクしたみたい、どうしよう」と隣に乗っていた友人と話していると、急にまた普通に運転できるようになりました。
当時は何が起きたのか全く分からず、「いったい何だったんだろう? 何か踏んだのかな?」と、不思議に思っていました。
しかし、友人の家に着くころには、まだ朝早いのにあちこちの家に明かりがつき始め、道路もひどく渋滞してくるなど、周囲の様子がおかしくなってきました。
「何事だろう?」と不安になり、そこで初めて大きな地震だったと分かったのです。
大急ぎで家に帰ると、家の中は足の踏み場もないほど物が散乱していました。
その時の光景は今でもはっきりと覚えているので、もっと被害の大きかった地域の方たちは、本当に怖く、大変な思いをされたのだと胸が痛みます。
これまでたくさんの人を感動させてきたルミナリエ。
30年以上が経ち、少しずつ地震の記憶は薄れていきます。
だからこそ、毎年この光を見ることで、震災の恐ろしさを決して忘れないようにしたいと強く思います。